留学生がアメリカの大学で勉強するのに必要不可欠な学生ビザ(F-1ビザ)。
今回は学生ビザ取得までの流れを紹介していきます!
F-1ビザってなに?
留学生がアメリカの大学・語学学校で勉強するために必要な学生ビザのこと。
基本的には週18時間以上のフルタイムで学校に行くひとは、このF-1ビザが必要みたいです。
F-1ビザの有効期限は?
F-1ビザの有効期限は最長で5年ですが、これは人によって違うようです。だいたいは I-20 に記載されている滞在期間と同じのようです。
F-1ビザに関する注意点・よくある質問
ビザ取得までどれくらいかかる?
まず面接の予約ですが、どんなに早くても二週間ぐらい先になってしまうと思います。時期によっては(混んでいる場合)もっとかかることもあります。
ちなみに各大使館の面接待ち時間はこのウエブサイトで調べることができます!
また、面接が終わってから、ビザが郵送されてくるまでも2週間はかかると思いますので、最低一か月は見積もっておいた方がいいでしょう。
学生ビザはいつから発行できる?
F-1ビザは I-20発行日よりも最大で120日前から発行することができます。
学生ビザではいつから入国できる?
I-20 に書いてある始業日の30日前から入国することができます。それよりも前に入国したい場合は特別な手続きが必要なようです。
アメリカをでることはできる?
休暇のために帰ることはできますが、5ヶ月以上の休暇をとってしまうと(アメリカの外で)学生ビザは無効となってしまうそうです。
F-1ビザ取得までの流れ
I-20をもらう
I-20とは、大学や語学学校が発行する入学許可証のこと。
ちなみに、この I-20は SEVP認可校という、アメリカ国土安全保障省(DHS)に留学生の受け入れを認められた学校しか発行できないんだ!
この I-20 が届くまでビザの申請はできませんのでご注意を。一般的な9月入学の場合、 5月中には、遅くても6月中には、届くと思います。I-20 が届くまでの間は、申請書類が全部あるかを確認しましょう!
I-20に記載されている情報があっているか確認する
I-20が届いたら、まず記載されている情報(名前、出生地、国籍、Majorなど)が正しいかを確認しましょう。
ちなみに、僕のは Major(専攻)が間違っていたので、なおしてもらいました。
SEVIS FEE を払う
I-20 の情報がすべて正しかったら、次は SEVIS 費用を払いましょう。
SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)とは、留学生の情報を管理するためのシステムで、I-20でビザを申請するひとは、この SEVIS FEE を払わなくてはいけません。
また、SEVIS FEE の支払いは、最低面接の3日前までにしなくてはならないようです。
SEVIS FEE の支払い方法(2021年5月現在)
- アメリカ国土安全保証省の SEVIS FEE 支払いページ(https://www.fmjfee.com/)にいく
※リンクが作動しない場合は、「Department of Homeland Security Form I-901」ってググればでてくると思います - 画面右上にある「PAY I-901 FEE」をクリックする
- 必要情報を記入する(SEVIS ID と School Code は I-20 に書いてあります)
- SEVIS FEE($350)を払う
- 必ず Payment Confirmation(レシート)をプリントしましょう。これは面接で SEVIS FEE を払ったことを証明するために必要になります。
DS-160 ビザ申請書を提出する
SEVIS FEE を払いレシートをプリントしたら、次は DS-160申請書を提出しましょう。これは、オンラインで提出できるため、面接の前に必ず提出しましょう。
この申請書が意外とめんどくさくて、けっこう時間がかかるよ
ちなみに、筆者は1時間以上かかりました・・・
DS-160 オンライン申請書の提出方法(2021年5月現在)
- DS-160 申請ページ(https://ceac.state.gov/genniv/)にいく
※リンクが作動しない場合は「DS-160」ってググればでてくると思います - あなたがビザを申請する場所を選択する(※A)ー 例)東京のアメリカ大使館で申請する場合、「Japan, Tokyo」を選ぶ
- セキュリティコードを入力する(※B)
- 申請書を作成する(※Cをクリック)ー 申請書番号と Security Question の答えはちゃんとメモしておきましょう
- 必要情報をすべて入力したら、申請書を提出する
- DS-160 提出証明書(バーコードがついている)をプリントする(これも面接で必要になります)
DS-160申請書はセーブすることができますので、 途中で中断してあとで再開することも可能です。(作成された申請書のデータは最長で30日ぐらい保存されているそうです)
前回の続きから再開したい場合は、※Aと※Bを入力したあと、※Dをクリックしましょう。そこで申請書番号、あなたの出生地、Security Question の答えなどを入力すれば、前回セーブしたところから再開することができます。
また、よく「Session Timeout」になることもありますが、その場合も上記の方法でやれば、セーブデータの続きから再開できます。
ビザ申請料金を払い、面接を予約する
最後に、ビザ申請料金を払い、面接の予約をします。
これらも全部オンラインで出来ますが、どこのサイトで払い・予約するかは各大使館によって違うので、自分がビザを申請する大使館の指示にしたがってください。
予約ができたら、面接予約確認書(Instruction)をプリントすることを忘れずに。これも面接で必要になります。
必要書類をそろえて面接へ
あとは面接ですが、必要書類がたくさんありますので忘れ物がないように。
パスポート
滞在予定日数プラス6ヶ月以上の有効期限があるパスポート。(あと過去10年分の古いパスポートも必要な場合があるそうです)
また、アメリカのビザを過去に取得したことがある人は、そのビザがはいっているパスポートも必要と書いてあるところもありました。
入学許可書(I-20)
留学する大学・語学学校から発行される入学許可書。
SEVIS FEE 支払い証明書(レシート)
SEVIS 費用を払ったあとそのレシートを印刷してください。
DS-160 提出証明書
DS-160を提出したあとその Confirmation を印刷してください。
面接予約確認書
面接を予約したあとに必ず印刷してください。
顔写真(カラー)
2インチ×2インチのカラー顔写真。メガネ着用不可。詳しくはこちら(アメリカ国務省「Photo Composition Template」)
成績証明書
アメリカの高校などに通ったことがある人は提出を求められることがあるようです。
財政能力証明書
銀行残高証明書など、大学や語学学校に提出したものを出せば大丈夫です。あなたが留学費用を支払う能力があることを証明するために必要となります。
留学後の帰国を証明する書類(オプショナル)
これは基本的には必要ないと思いますが、もし留学後もアメリカに滞在する可能性があると判断されてしまった場合、帰国する意思を証明するものが必要になります。
- 帰国後の復職・復学証明
- 雇用証明
- 戸籍抄本など、母国にいる家族がいることを証明するもの
- 銀行口座や家・車などの資産が母国にあることを証明するもの
※これら必要書類は大使館によって違う場合や変わることもありますので、必ず面接の前に大使館・領事館のウエブサイトをチェックしましょう。
ビザ面接に関してはこちら!
F1ビザの面接について詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事をご覧ください!
役に立つリソース
まとめ
とりあえずこんな感じです。
僕も今回初めてビザの申請をしましたが、けっこう大変ですよね。みなさんもなるべく余裕をもって早めにはじめてください。
面接については、また次回僕の面接が終わったら詳しく書きたいと思っています。それではまた!
【追記】
面接についてはこちらの記事にまとめました!