アメリカ大学情報室

アメリカ大学情報室

アメリカ大学留学を目指している人を応援するブログ

【F1ビザ面接】アメリカ学生ビザ面接の流れと対策【経験談】

f:id:miumiu19:20210706002340p:plain

先日、待ちに待った(?)F1ビザの面接に行ってきました!とても緊張しましたが、結果は無事合格でした!とりあえずこれで一安心です。

ということで、今回は筆者の面接体験談を交えつつ、アメリカ学生ビザの面接の攻略法について書いていきたいと思います!

~その前に~面接までのステップを知りたい人はこちら

F1ビザ取得において、面接はいわば「最終ステップ」です。

えっ!じゃあ面接までのステップは?というか、F1ビザ取得までの全体的な流れが知りたい!というひとは、こっちの記事を先に読むことをおすすめするよ!

uscollege.hatenablog.com

この記事は「F1ビザ面接」にフォーカスしているので、まだ面接予約まで行っていないひとは上記の記事から読むことをおすすめします!

重要:面接の難易度は大使館や領事館によって違う

各大使館・領事館によってビザのプロセスは微妙に違います。これは当然面接にも影響してきます。

普通よりも多くの書類を要求してきたり、面接でたくさん質問してくるところもあれば、逆に他と比べてゆるいところもあります。

僕が申請したところ(日本ではありません!)は多分結構ゆるかった方だと思います。なので、僕自身の体験談だけでなく、しっかりリサーチしたことも交えて書いていきたいと思いますが、みなさんもぜひ自分が申請する大使館・領事館のサイトを事前にチェックすることをおすすめします。

面接前に準備すること

面接に必要な書類を用意する

パスポート

滞在予定日数プラス6ヶ月以上の有効期限があるパスポート。(あと過去10年分の古いパスポートも必要な場合があるそうです)

また、アメリカのビザを過去に取得したことがある人は、そのビザがはいっているパスポートも必要と書いてあるところもありました。

この「滞在予定日数+6ヶ月」の意味は正直最後までよく分かりませんでした。大学の場合、4年いることになるので、4年半有効なパスポートじゃなきゃいけないのかなとも思ったのですが、そうじゃないみたいです。ビザのはいっているパスポートが切れてしまった場合は、2冊持ち運べばいいだけらしいので。とにかく1年以上有効なパスポートであれば大丈夫そうです。

ちなみに、過去10年分の古いパスポートと過去に取得したアメリカのビザは、僕のケースでは求められませんでした。

入学許可書(I-20)

留学する大学・語学学校から発行される入学許可書。

SEVIS FEE 支払い証明書(レシート)

SEVIS 費用を払ったあとそのレシートを印刷してください。

DS-160 提出証明書

DS-160を提出したあとその Confirmation を印刷してください。

面接予約確認書

面接を予約したあとに必ず印刷してください。

顔写真(カラー)

2インチ×2インチのカラー顔写真。メガネ着用不可。詳しくはこちらアメリ国務省「Photo Composition Template」)

これも僕は必要ありませんでした。でも、これは事前にDS-160と一緒にデジタル写真を提出していたからだと思います。確かどちらか1つあれば良かったはずなので。

成績証明書

アメリカの高校などに通ったことがある人は提出を求められることがあるようです。

一応、高校の成績証明書を持っていたのですが、求められませんでした。

財政能力証明書

銀行残高証明書など、大学や語学学校に提出したものを出せば大丈夫です。あなたが留学費用を支払う能力があることを証明するために必要となります。

これも僕は求められませんでした。ただ、支払い能力があることを証明することはとても大事なので、成績証明書同様、必ず持っていきましょう。

留学後の帰国を証明する書類(オプショナル)

これは基本的には必要ないと思いますが、もし留学後もアメリカに滞在する可能性があると判断されてしまった場合、帰国する意思を証明するものが必要になります。

  • 帰国後の復職・復学証明
  • 雇用証明
  • 戸籍抄本など、母国にいる家族がいることを証明するもの
  • 銀行口座や家・車などの資産が母国にあることを証明するもの

※これら必要書類は大使館によって違う場合や変わることもありますので、必ず面接の前に大使館・領事館のウエブサイトをチェックしましょう。

服装はシンプルでOK!

面接の服装ですが、カジュアル過ぎなければ大丈夫です。

別にスーツなどの正装でビシッと決める必要はなく、男性ならボタンダウンシャツ・ポロシャツで、女性ならワンピースなどで全然OKです。

ただ、あまり派手すぎる格好は避けましょう。あくまで勉強しに行くわけですから、あまりにも派手なアクセサリーばかりつけていたら怪しまれますから。

面接当日の流れ

予約時間に大使館前に着く

大使館・領事館に着いたら、入口に向かいましょう。たぶん列があると思うので、そこで中に案内されるまでしばらく待ちます。

待ち時間は場所と時期によりますが、長い時で2~3時間待たされることもあります。

実際、僕も2時間以上待たされました。特に、今はコロナの影響で一度に入れる人数に制限がありますしね。しかも、予約時間お構いなしに来てしまう人がいると、一気に列が長くなってしまいます。僕の場合も、予約時間の2時間ぐらい前に来ている人がたくさんいましたから。まあ、とりあえず早めに到着することをおすすめします。

セキュリティチェックを通過する(持ち物には注意を!)

中に入ったら、まずはセキュリティーチェックです。あたりまえですが持ち込みが禁止されているものを持っていると入れません。持ち物は持ち込みが禁止されていないかちゃんと確認し、必要最低限にすることを強くおすすめします。

持ち運び可能なもの

・必要書類

・携帯電話×1(セキュリティで預ける必要あり)

・25cm×25cm以下ののバック※

・赤ちゃん用品 など

持ち運び不可能なもの

・電子機器

・食べ物

・バック全般※

・ハサミやナイフなどの武器になりえるもの など

 

持ち運びできるものは各大使館・領事館によって違うことがあるので、必ず自分が申請する大使館・領事館のサイトを確認しましょう。  

※実際、僕の大使館ではバック全般の持ち運びが禁止されていました。そこをしっかり読まずにバックを持っていってしまったのですが、結果とても大変でした。バックは持ち運びできないと言われ、わざわざ近くのレストランまで預けにいかなくてはならなかったので。

だから、できるならバックはなるべく避けるようにしましょう。必要書類はクリアファイルに入れ、それ以外は本当に必要最低限のものだけを持っていくようにしましょう。

ビザ郵送用の封筒を渡される

ビザの申請が認められた場合、パスポートは預かられ、後日ビザのシールが貼られたものが郵送で返却されます。

ここでは、その返却用の封筒に自分の住所(又は受け取り場所の)を書きます。

違う住所を書いてしまうと大変なので、間違いがないように気を付けましょう!

必要書類を提出・指紋採取

僕の場合、窓口が2つあり、最初の窓口で返却用封筒の提出と必要書類の確認、そして指紋採取をされました。

ここを通過すると、いよいよ2つ目の窓口(面接)に進むことができます!

いよいよ面接!

そしていよいよ今回の「メインイベント」です。ここでは、あなたの留学に関する質問が何個かされます。

面接は基本的に英語で行われます。ただ、国によっては現地の言語で面接ができるところもあるみたいです。実際、僕のところも現地語OKでした。ただ、やはり喋れるなら英語の方がいいと思います。印象がよくなりますし、アメリカに勉強しにいくのに、全然喋れないと怪しまれてしまう可能性もありますから。

もちろん個人差はあると思いますが、だいたい5分~10分で終わると思います。

そして、何も問題がなければ、合格を告げら、パスポートは後日郵送で返還することを告げらます。

面接のアドバイス

面接の目的とは?面接官は申請者の何をみている? 

面接の主な目的は申請者の以下の点を見極めることです。

  • 怪しい人物ではないか?
  • 学業以外の目的で渡米しようとしてはいないか?
  • アメリカで就労しようとしてないか?
  • 留学が終わったあとも滞在する気がないか?

F1ビザでも限られた時間なら働くことは許されています。また、留学終了後にそのまま現地で就職するひともたくさんいます。

ただ、あくまで学生ビザの面接では、「勉強のためだけに行く、留学が終了したらすぐ帰国する意思がある人」を演じましょう。

面接でアピールすること・注意すること

面接でアピールすべき主なポイントは以下の4つです。

  1. アメリカで勉強したいという強い気持ち
  2. 働く必要・意思がないこと
  3. 留学終了後はすぐ帰国する意思があること
  4. 怪しい人ではないこと
アメリカで勉強したいという強い気持ちをアピールしよう!

当たり前ですが、アメリカに勉強しに行く許可をもらいにいくわけですから、留学への熱意が伝わらないと怪しまれてしまいます。

どこで何を勉強するかはもちろん、なぜアメリカで勉強したいのかをしっかり答えられるようにしましょう。 

「別にアメリカじゃなくてもよくない?」と聞かれても、なぜアメリカに留学したいのかスラスラ答えられるように練習しておきましょう!

働くつもりがないことをアピールしよう!

先程も書いたように、F1ビザでもバイトすることは許されていますし、卒業後にOPTを通して職探し・就職することも可能です。

ですが、ここの面接では絶対働くする意思をみせてはいけません。

なんかひっかけ問題みたいですね。ですが、アメリカは不法労働をとても警戒しているので、面接ではあくまで渡米目的は勉強することだけであることをアピールしましょう。

別にここで働く意思がないことを伝えたからといって、現地で働いちゃいけないわけではありません。渡米後は働こうが働かなかろうが自由です。

書類でいうと、働かなくても十分な資金があることを証明できる「財政能力証明書」が役に立ちます!

留学終了後は帰国することをアピールしよう!

卒業後はすぐ帰国する意思があることを示しましょう。

だから、たとえ現地でインターシップや就職をするつもりであっても、ここでは言わない方がいいです。無難に卒業後は学んだ知識を母国で活用するために、母国で就職したいとでも言っておきましょう。

この人はアメリカに住み着く恐れがあると判断されてしまうとビザの許可がおりる可能性が低くなってしまうので、そういった場合は「留学後の帰国を証明する書類」を提出しましょう。

好印象を与えることを心掛ける!

これは単純に怪しい人物だと思われないためです。

でも一言で「好印象」っていわれてもどうすればいいかわからないですよね。やはり大事なのは、ちゃんとした服装で来ること、笑顔をみせること、英語で喋ること、はきはき喋ることですかね。

面接対策~イメトレをしよう~

一番よい対策は、事前に面接のイメージトレーニングをしておくことです。

面接で聞かれる可能性がある質問にあらかじめ目を通しておき、どう答えるのが一番いいかを頭の中でシミュレーションおけば、当日慌てることがなくなります。

よく「面接では正直に答えるべき」と書いてあるサイトをみかけますが、すべてばか正直に答える必要はありません。例えば、正直に「留学中に働きたいです」と答えてしまえば、下手をしたらビザは却下されてしまいます。

大事なのは、どう答えるのが自分にとって一番いいかをあらかじめ考えておくことです。もちろん、大きな噓はダメですが。

僕が面接で聞かれた質問

先程も書きましたが、僕の面接したところはかなりゆるかったです。以下に僕が面接で聞かれた質問を書いておきます。

  1. アメリカではどこで勉強するのか?(➡大学名を答えました)
  2. そこでは何を勉強するのか(➡専攻を答えました)
  3. 学費はどうやって払うつもりなのか?(➡父がスポンサーだと答えました)
  4. お父さんは何の仕事をしているのか?(➡父の仕事を答えました)
  5. 過去にアメリカに行ったことはあるか?(➡僕は過去にアメリカに住んだことがあったので、住んでいた場所と期間を答えました)

えっ?これで終わり?というぐらいあっさり終わりました。時間にして5分にも満たなかったと思います。

面接練習に役に立つリソース

面接でよく聞かれる質問リスト

www.stilt.com

studyabroad.shiksha.com

www.internationalstudent.com

他に僕が参考にさせてもらったサイト

www.ny-ryugaku.com

www.ausbiznet.com

面接が不合格になることはある? 

2021年現在のF1ビザ合格率は86%だそうです。意外と不合格者が多いですね。

まあ、留学先の学校(大学・大学院・語学学校)がすでに決まっている場合は、 ほとんど不合格になることはないと思います。逆に、留学先が決まっていなくて、なんとなくアメリカで勉強したいからビザくださいって人は必然と申請が通る確率が低くなります。

ここでは学生ビザが却下される主な原因を紹介していきます。

F1ビザ申請が却下される主な理由

  1. 留学動機が怪しい
  2. 留学先が怪しい
  3. 留学の資金がない
  4. 帰国する意思がなさそう
  5. 家族の誰かがすでにアメリカに住んでいる

1~3は、本当は働くために渡米しようとしているのではないか?と疑われる原因になってしまいます。

4~5は、ビザが切れたあともアメリカに住み着こうとしているのでは?と疑われる原因になってしまいます。

他にも、単純な書類不備や不自然な言動などの理由で不合格になるひとも多いようです。

ビザ申請が不合格となってしまった場合は?

Supervisory Review(再審査) をリクエストする

面接後に不合格を言い渡された場合、その場で再審査をお願いできるようです。

面接官に「I would like to request a supervisory review」と言い、再審査をお願いしましょう。

この再審査は、あなたを担当した面接官の監督者(Supervisor)が行うらしので、もう一度ここでアピールしましょう。

後日再チャレンジする

Supervisory Review でもダメだった場合は、別日に再びチャレンジしましょう。

この際、前と同じ書類・やり方ではまた却下される可能性が高いので、しっかり敗因を分析してから再チャレンジしましょう。必要ならば、質問への答え方を変えたり、新たな書類を用意するなどして、2回目に挑みましょう!

ちなみに2回目の面接をする場合は、再びDS-160を入力してその代金を払う必要があるそうです。大変ですね。

まとめ

「面接」って聞くと緊張してしまう人も多いと思いますが、そんな大それたことではないので出来るだけリラックスして挑みましょう。

それでも緊張してしまう、不安だというひとは、面接のイメトレすることをおすすめします。ちゃんと答え方を間違えなければ、絶対大丈夫ですから。

この記事が少しでもみなさんの役に立ったことを願っています!



プライバシーポリシー
お問い合わせ