アメリカ大学情報室

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アメリカ大学受験の流れ【4年間の計画を立てよう!】

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コレッジアプリケーション(大学願書)って本当に大変ですよね。やる事が多すぎて、途中でわけがわからなくなってきます。だからこそ、直前になって、あれが足りなかった!とか、これも必要なの?とならないように、しっかり計画を立てることが大切です。備えあれば患いなしです!

偉そうなことを言っている筆者ですが、僕がアメリカの大学に進学しようと決めたのは10年生のころで、本格的に始動したのは11年生と、かなりのんびり屋さんでした。もっと早く、計画的に始めていればな~といまでも思います。(1番の後悔。。。)

皆さんにはそういう思いをしてほしくないので、ちゃんと計画をたてることを強くオススメします。また、既に始めているひとも、何か忘れていないか・これからの予定をチェックすることが大切ですので、ぜひ僕の理想とする「アメリカ大学受験マスタープラン」を参考にしてください!

日本とアメリカの学年の違い

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ちなみに、僕はアメリカの学年で書きますが、分からないひとはこれを参考にしてください。また、これはあくまで僕が理想とする計画なので、必要に応じて自分用にアジャストしてください。

アメリカの受験時期

後ほど詳しく書きますが、アメリカの受験願書は12年生の時に出します。しかも早いと(Early Decision など)12年生の10月、遅くても1月ぐらいまでに提出するところが多いです。なので、12年生が始まる頃には、ほとんど「準備完了!」っていうのが理想です。

9年生になる前にやるべきこと

アメリカの高校は4年間なので、9年生~12年生の間の成績や課外活動が入学選考の対象となります。それ以前のものは基本的にカウントしませんが(テストスコアや賞などは学校によって例外あり)大学受験に向けての準備をすることはできます。

4年間の計画を立てる

4年間の計画を立てるのに8年生・7年生ほど最適な時期はありません。早く始めるに越したことはありませんから。マイ・マスタープランをつくりましょう!

自分の好きなことをみつける(課外活動の方向性を決める)

これはすごくだいじです。例えば、課外活動とひとことでいっても、何でもかんでもやればよいというわけではありません。自分の好きなことは何か。自分はどんな人間なのか、またどんな人間になりたいのか。

大げさに聞こえるかもしれませんが、大学受験では自分をうまくアピールしなければなりません。そのためにはまず自分を知り、それをもとに受験計画を立てましょう。

9年生にやるべきこと

簡単リサーチでモチベーションUP

人間は目標がなければ頑張れません。特に4年間の全てが入学選考の対象になるアメリカ大学受験では、常に高いモチベーションを維持することが求められます。

だからこそ、始める前に「目標」を定めることが大切なのです。

なぜアメリカの大学に行きたいのか?を再確認し、どんな大学があるのかを調べてみましょう。簡単なリサーチを通し、あなたのドリームスクール(志望校)を探すのです。やっぱり憧れの学校がみつかるとモチベーションがぐんとあがりますからね。

いろんな課外活動にチャレンジ

課外活動と一言でいっても、なんでも適当にやればよいわけではありません。まず、欠かせないのは「芯」です。芯=じぶんの好きなことであり、その芯を中心にレジュメを完成させることが理想です。

例えば、「サッカー」が「あなたという人物を語るうえで欠かせないもの(芯)」だとしましょう。単にサッカーを毎日ガムシャラにやっているだけでは、あまりアピールになりません。もちろん、全国区で有名な選手(有名クラブのユース所属・大会で優勝)なら話しは別ですが、サッカー少年なんていうのは腐るほどいますので、それだけでは印象には残らないでしょう。

「じゃあサッカーなんか意味ないじゃん」というわけではありません。それがあなたのパッションであり「芯」であるのならば、それを中心に展開していけばいいのです。例えば、

①サッカー審判の資格をとり、下のカテゴリーの試合の審判をする

②コーチや監督に挑戦する

③地域でチャリティー大会を企画する

④子供たち向けのサッカー教室を開催する・サッカービデオをつくり公開する

⑤サッカーチームの新入生を先輩が手助けするメンタープログラムをつくる   など

とりあえず思いついた5個を上げてみました。キーワードは「リーダーシップ」、「地域貢献」、そして「コミットメント」です。

「コミットメント」とは、あなたが本当に好きで、情熱を持って取り組んでいるということです。大学はあなたがどんな人か、そして物事に対して「夢中」になれる人なのかをみます。すぐ諦めたり、色んなことを浅くやる人は、あまり評価されません。

「地域貢献」とは、文字通り他の人を助けることです。これは凄く大事です。大学がボランティアなどを評価するのは、常に他の人のことを考えることができ、そのために頑張れるひとを探しているからです。だから、課外活動を考えるときも、地域や周りに自分の行動を通じて、貢献できないか考えてみましょう。

「リーダーシップ」は、、、説明するまでもありませんね。とはいっても、9年生からリーダーできるひとは少ないでしょう。でも、別に難しいことでなくて良いのです。ようは、自分の「行動力」が示せばよいのです。自分から率先して考え、動き、チャレンジすることを心掛けていれば、あなたの「行動力」は伝わります。

と、まあ長くなりましたが、9年生で一番大事なことは、いろんなことにチャレンジすることです!

「えっ?さっき言ってたことと真逆じゃん」とはならないで下さい。だって、いきなり自分の「芯」は?と聞かれて分からないってひとも多いでしょう?大丈夫、9年生は自分の芯をさがす「テスト期間」です。少しでも興味があったらチャレンジしましょう!

10年生にやるべきこと

テスト勉強開始

 アメリカの大学、特に上位校は、ほとんどの場合なんらかのテストスコアを提出しなければなりません。これは極めて重要なので、しっかり準備しましょう。まず、SATとACT両方を試して、どちらを受験するかを選択しましょう。そしたらあとは徹底的に勉強です。もし、準備完了だと感じたら、10年生の間や11年生まえの夏に受験するのもよいでしょう。でも、慌てることだけは避けたいので、余裕をもって始めましょう。

大学リストの作成1(ラージリスト)

ざっくりとした志望校リストをつくりましょう。もう試験を受けていたり、模擬試験などである程度じぶんの実力がわかっているというひとは、3つのグループに分けて考えるのも良いでしょう。(リーチ、ターゲット、セーフティ)

推薦状を誰に書いてもらうか考え始める

まず、必要な推薦状のタイプ(理系・文系、科目指定)と枚数を確認しましょう。もし、仲が良い・好きな先生などがいる場合は、その先生に標準を定め、積極的に話したり、放課後に質問しに行ったりと関係を深めましょう。無論、自分の評価を下げる行動は厳禁です。まあ、どの先生に対してもそれはダメですが、特に気を付けてくださいということです。

課外活動はより「軸より」に

9年生はトライすることがだいじだと言いましたが、10年生はより自分の好きなことを中心にシフトしましょう。別に数は重要ではありません。もしあなたが大の科学が好きで、科学コンテストに命をかけたいのなら、それでよりでしょう。ただ、いろんなことを浅くやるのはやめましょう。また、単なる「クラブや部活の一員」や「ボランティアの参加者」から、より自分自身がリードし、行動を起こすことを心掛けましょう。のちにやりたいプロジェクトなどを考えるのも良いでしょう。

11年生にやるべきこと

カレッジエッセイを書き始める

慌てて書いたものが良いはずがありません。コレッジエッセイはじっくり考え、何度も添削することによって、ベストのものが生まれるのです。11年生の冬ごろからアイデアをだして、遅くても3月ごろには書きはじめましょう。そして、夏の間にほぼ完成させ、しばらく時間を置いてから、提出の1~2ヵ月ぐらいまえに、最終チェックをしましょう。

推薦状をリクエス

 11年生の終わりごろに(絶対夏休みのまえに)、推薦状を書いてもらいたい先生に、その意思を伝えましょう。なぜなら、いきなり頼んでも先生は困るだけだからです。いい推薦状を書いてもらいたいなら、先生にたっぷりと考える時間を与えてあげましょう。はやい先生なら、夏休み中に書いてくれるかもしれません。また、先生によっては、推薦状を書く生徒をより知るために、インタビューをするひとがいるので、早いに越したことはありません。

テストを受験

ひとにもよりますが、11年生中に共通テストを受験するのが理想でしょう。早すぎるとまだ実力が伴ってなかったり、遅すぎるとプレッシャーがあったりするからです。一応、12年生でも受けられますが、そこまで引きずるのはあまりオススメしません。あくまで、保険として考えるのはよいですが、最初から12年生のテストがあるからいいや~とは思っちゃだめです!

大学リストの作成2(スモールリスト)

最初に作ったラージリストから、実際に受験する学校に絞りましょう。スタンダードで行くなら、リーチ、ターゲット、セーフティの学校数の比率は1:1:1ですが、ちょっとギャンブルしてうえを目指したいひとや、逆にもっと慎重にすべり止めを増やしたいひとは、そちらを多めにするなどした方が良いでしょう。

課外活動に「リーダーシップ」を

前年より一層、リーダーシップを発揮することを心掛けましょう。小さくてもいいので、クラブを作ったり、プロジェクトを立ち上げてみましょう。ただ、そういうのが苦手なひともいるでしょう。そういうひとは、「リーダーになること」に集中せず、自分の好きなことで、精一杯やることを心掛けましょう。

12年生にやるべきこと

願書(アプリケーション)の作成

願書は大学受験の肝です。まあプラットフォームにもよりますが、意外と記入する情報が多く、地味に時間がかかるので、早めにはじめましょう(12年生まえの夏~12年生9月)。

もし、複数の願書を提出しなければならないなら、なおさらです。やっていくうちに、意外なものが必要だったりしますからね。

提出

よく願書の提出はいつごろがいいの?と聞かれますが、まあ早いに越したことはありません。ときどき、1ヵ月ぐらいまえに出すと、願書をじっくり読んでくれるとか、計画性をアピールできるとか聞きますが、それはあまり期待しないほうがいいですね。でも、はやく出すことにデメリットはないので、できるなら1ヵ月まえにでも提出しちゃいましょう。ただ、テストをギリギリまで受けたいひとや、課外活動が終わってから書きたいというひとは、無理にはやく出す必要はありません。はやさより質ですからね。

まとめ ~キーワードは「早めに」~

いかかでしたか?なんかやることが多すぎて、こんがらがってきますよね。でも、ちゃんとやるべき事を把握し、はやめはやめに始めていれば大丈夫。しっかりと計画をたて、ひとつずつこなしていけば、必ず結果はついてきます!グッドラック!



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